DL田中自LubBRGスイフト CBA-ZC32S
上野 倫広選手
◆WORK:ダートトライアルドライバー目線で激しいレースに打ち勝つには何が必要ですか?
◆上野選手:ベストタイムで走るイメージと路面への対応力だと思います。タイムトライアルであるダートトライアルは2本走ってベストタイムを競う競技です。朝一番に発表されるコースを歩いて走りのイメージをつけて出走しますが、1本目の走りからミスや修正点を探し出し、2本目にそれらを修正することでベストタイムを目指して走ります。また刻々と変わる路面に対しては、自分の出走順からこれがどれくらいまで変化するのかを予想して、タイヤ選択や走るラインを変えるなど、様々な事を考慮して走ります。
◆WORK:求めるホイール性能は?
◆上野選手:確実にゴールまで安心して使える事です。未舗装路上を走る競技ですので、ワダチや穴など、非常に過酷な状況下で走るため、大きな衝撃が入力されることもあります。
実際にホイールのリムが曲がる事は日常茶飯事で、そこからタイヤバーストなど2次的被害からリタイヤすることもあり、確実にゴールまで走りきれる頑丈なホイールは非常に大切です。また軽さも重要なファクターであると思いますが、先ずは頑丈で丈夫な事が1番であると考えます。
◆WORK:WORKホイールはその中でどうだったのか?
◆上野選手:大変丈夫で1シーズンを通して使用してもリムが曲がる事は無く、タイヤバーストも1度もありませんでした。(完走率100%)
◆WORK:レースに参加していての喜びや苦労は何ですか?
◆上野選手:未舗装路の上を走るダートトライアルは先ず走って楽しいが先頭に来るスポーツなので、いまだに練習も試合も楽しく走ってます。もちろん全日本選手権は楽しさの中にも真剣に取り組んでいるので、大変な時もありますが、優勝した時の気分はなにものにも変えがたいものです。またダートラを通じて知り合った仲間やサポートを頂いている皆様には感謝してもしきれない思いがいっぱいで、その方々にも恩返しが出来るように、レースの結果やその他の行動で応えていきたいと思います。
◆WORK:ワークスカラシップについていかがですか?
◆上野選手:レース活動にお金がかかる事は仕方ないことではありますが、スカラシップという形でレース活動をサポートして頂ける事はドライバーにとって大変助かります。私も当スカラシップで試合で準備するホイール(3セット)以上の本数をサポート頂きました。
今後も様々なレース活動を支えて頂けるように、スカラシップを続けて行って頂きたいと思います。
上野選手は今シーズン三度に渡り優勝され、毎レース確実にポイントを積み重ねていく、とても堅実なレースをされるイメージがありましたが実は楽しみとしてレースに参加されているのですね、そんなところがまた素晴らしいですね。
過酷な環境下でのホイールの使用は、積み上げてきた品質を試す場であり、更なる進化を求めていく場でもあるのです。
非日常な使用条件こそ、越えねばならない宿命なのです。
競技においてはホイールは消耗品です。ホイールの強さは永遠ではなく、裏付けられた精度による強度、剛性がドライバーに安心感を与え続けながらも確実に消耗していき、やがて使用不可となるのです。
そして、ワークモータースポーツスカラシップ2019では上野選手の他にもクラスチャンピオンが誕生しました。
多くのエントリードライバーが毎戦奮闘している中でコメントを集めています。
上野選手の言葉にもありましたが、ワークホイールでの一番の印象は、『強い』『ギャップに飛び込んでタイヤがバーストしてもホイールは曲がる事なく何とかゴールできた』など強度、剛性を感じていただいた声が多く寄せられています。
ダートトライアルという競技は一台ずつのタイムアタックを土の路面で行う為、低ミュー路に幾重にも渡るギャップ、少しラインがズレると下手をすればマシンが転倒、即リタイヤ等が起こってしまいますし、走行順だけで路面コンディションが大きく左右されてしまう事もあり、まさに的確な判断を要するメンタルとの戦いでもあります。
そんなダートトライアルは、細やかで繊細、経験値が必要なドライビングテクニックと丁寧に整備されたマシンの競演が目の届くような範囲で全国のサーキットで繰り広げられています。
2019年のレースもワークモータースポーツスカラシップ選手達のおかげを以て無事終了しました。
是非、ご興味を持っていただけましたらスカラシップの支援も行っておりますワークホイールも一緒に応援ください。
また様々な選手からのご意見を反映しながらワークホイールは支援して参ります。
2020年もどうぞよろしくお願い致します。
2019.08.16
2019.07.29
2019.06.19